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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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(掲載サイト:ゆらゆら屋 深見鈴鹿様) 長編 完結

邪馬台国の女王・日巫女の後継者候補として育てられた少女、台与(とよ)。
ある重大な秘密を抱える彼女は、やがて大陸の貴人と彼に付き従う謎の青年、真男志(まなし)に出会う。
その邂逅をきっかけとして、台与は過酷な運命を歩み始め――。

古代日本を舞台とした恋愛FT。タイトルは「まかかやくやまと」と読みます。
日本の歴史としては誰もが小学生の頃に習う時代ですが、この時代を取り扱ったWEB小説…とくに恋愛ものともなると、少ないような気がします。
台与の抱える秘密、そして彼女とその周囲の人々との関係、真男志の正体。読み進める中で、キャラクターたちが追う謎を私も一緒に追い求めていました。とてもドラマチックな展開で、恋だけでなく、台与の激動の人生そのものを楽しむことができます。
この作品を読むまで、私自身、邪馬台国時代には大した興味を持ってはいなかったのですが、何となく意識が変わったような気がしました。邪馬台国時代って面白いかも、と。

…しかし、台与って12歳なんですよね。
うーん、もちろん時代性はありますけど…どうなんだ、男二人!(笑)

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(掲載サイト:死海の林檎 たかしょう様) 各話完結シリーズ 長編 連載中

マノンの街でお針子をしている孤児の少女、シシィ。
奇妙な疫病の噂で浮き立つ中、不思議な客人を一晩家に泊めてしまったことから、彼女は疫病を恐れた街のお偉方によって森へ置き去りにされてしまい――。

主人公は若干11歳の少女、彼女はとある事情によって美しく冷酷と噂されるマノン領主の庇護を受けることとなるのですが、その二人のどう頑張っても噛み合わないほのぼのとした会話が面白い。
11歳にして「何事も諦めが肝心」などと自分に言い聞かせてしまうシシィの苦労がしのばれます(苦笑)
我が道をゆくマノン領主のアマデウスが、まるで子どもが飼い犬を構うようにシシィを可愛がる姿も微笑ましいですが、実際自分がシシィのような扱いをされたら、なんて考えると相当に居心地悪いでしょうねぇ。少しずつそれに慣らされていってしまうシシィがちょっと哀れにも感じますが、シシィとの交流によってアマデウスに現れる小さな変化も楽しみの一つかと。
アマデウスははっきり言ってロリコン疑惑一歩手前のような気もしますが、彼は彼で邪な下心とも無縁な人なので、その分シシィとの関係は時に子ども同士がおままごとをしているような微笑ましさを感じさせるのかもしれません。うーん、でも今後どうなるかは不明なのかな。
もはや日常の光景となった餌付けシーンがお気に入りです。

(掲載サイト:BrainScratch 篠原京介様) 長編 完結 ※閉鎖されました

芸大に通う蔵人彩子の元に、ある夜二人の訪問者が。
彼らに連れ去られた先は不毛の大地が広がる魔界、訪問者たちは彩子を「次期魔王候補」と呼び――。

ゴシックホラーな雰囲気漂うファンタジーです。
魔王候補として選出された彩子ですが、魔界において「人間の女が魔王になるなど認めてはならない」という不文律…というより、憎悪に近い、まさにあってはならない出来事。そんな状況で、彩子は元の世界へ帰るために魔王となるべく奮闘するのですが…。
彩子は、主人公としてはちょっと珍しいタイプの女性です。
超個人主義者、自分に関わりのない事象には何ら興味を抱かず、正義にも自己犠牲にも縁がない。そんな彼女が、個性的な魔族たちに囲まれて何の冗談か魔王になるまでの約2ヶ月間(くらいだったはず)を描いたのが、この作品です。
結構なスプラッタ的描写もありますので、そういったものが苦手な方には注意が必要かと思いますが、面白かったです。
彩子とはかなり歪んだ主従関係を築くこととなるヴァン・ヘルシングも興味深いキャラでしたが、彩子の家庭教師となるエリマキトカゲのサルマ先生もお気に入り。

ちょっと出遅れでの記事ですが。

覆面作家企画4

有名な企画なので、ご存知の方も多いでしょうか。
WEB作家さん方の作品を作者がわからない状態で展示し、読み手側がそれをどの方の作品なのか推理する、という企画ですね。
すでに推理期間も始まっています。
とはいえ、私はそういう推理とかは苦手な人間なので、一部を除いては単純に作品自体を楽しんで読むだけだったりもするのですが。
さすがに参加されている作家さんの数も多くて、私の知っている方もちらほらと。豪華です。
素敵な作品がたっぷりと読めますので、ぜひぜひ遊びに行ってみてくださいな。

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闇鍋企画

参加者同士でお題を提供しあい、それをシャッフルして当たったお題で作品を作る、という企画です。
こちらは小説に限らず、イラストでも何でもありの幅広い企画となっています。
8/15まで参加者を募集してらっしゃいますので、ご興味のある方はぜひ。
ふふふ、私も今からとっても楽しみにしているのです。

(掲載サイト:裏庭の午睡 早瀬千夏様) 一部PG12 シリーズ

ジョン・エリオットは准男爵の称号を持つアンダーソン家に仕える青年執事。
主人一家や己の取りまとめる使用人たちに囲まれた、彼の慌しく賑やかな日々の記録。

舞台となるのは、二十世紀初頭の英国です。
アンダーソン一家が住まうのは、田舎にあるカントリーハウス。厳しい世情の波に押され、人手不足にあえぐアンダーソン一家の執事・エリオットを主人公に、英国上流階級とその使用人たちの日常生活を描いた作品です。
貴族の生活といえば優雅なものをイメージしますが、それも全ては使用人たちの働きあってのもの。執事とは言っても、エリオットは先任の執事から引き継いで間もなく、年も二十七、小さな失敗を繰り返しながらも、恩ある主人に尽くそうと頑張る姿が何だか等身大に感じました。
一番初めは、作品の紹介を兼ねた一作「執事エリオットの平穏なる一日(仮)」から読み始めることをオススメします。掲載順イコール時系列ではないので、これ以降はお好きな順番でいいかと思いますけど。
てんやわんやのお仕事ぶりだけでなく、一家との関係や恋のお話なども見逃せない。

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