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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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(掲載サイト:imitation beauty 佐東汐様) 長編 連載中

偶然入った喫茶店で恋に落ちた「わたし」。
俺様生徒会長や眼鏡な副会長に気に入られ(?)ちゃったことから、「わたし」の毎日はハチャメチャに変化していき――。

非常に楽しかったです、ラブコメ最高!
王道もお約束もキャラ属性だっててんこ盛り、随所に差し入れられた小ネタがとっても軽快でテンポ良くストーリーが進んでいく印象です。
外見はまるでギリシャの石膏像のようなかっこよさなのに中身はジャイアンも真っ青な俺様タイプ、色んな物事の諸悪の根源であるオタクな生徒会長はもちろんのこと、眼鏡をかけたクールな外見の頭脳派、その実簡単に相手の肩の骨だって外しちゃうようなサドっ気たっぷりバイオレンスな副会長も魅力的でした!
あの二人大好きだ。主人公である「わたし」も意外と図太い性格ですよね。名前が判明する時って来るのかなぁ、もうここまで来たら最後まで名無しでいいような気もしますけど。
そう、この作品の主人公は名無しさんです。あだ名はあるのですが、本名は一切出てきません。一人称も「わたし」ですしね。けれど、呼んでいても全く違和感は感じませんでしたし、いつの間にやらあだ名も脳内で定着して、名無しであることはさほど意識せずに読み進めていけました。

本気で笑いながら楽しく読めるラブコメディで、今後の展開が非常に楽しみです。
何気に「わたし」の家族も気になるところですね!

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(掲載サイト:TEAR DROP. zero-zero / 椎堂かおる様) 長編 連載中

長い戦いに終止符を打ち、停戦したエルフの四種族。
その和平の証としてひとつの学院に集められた、それぞれ王位継承権を持つ王子たち。
停戦の絆はもろく、いつ命が危うくなるとも知れぬ日々のなかで、王子たちは互いに親しみ、傷にふれ、友情を育んでいく。

とても重厚な、正統派のファンタジーかと思います。
登場するキャラクターはまず皆がエルフなのですが、神が白と黒の卵を生み出してそこからエルフが誕生したという神話によって、戦争の傷だけでなく人種差別という問題も含んだ作品となっています。
人質の王子たちはまだ全員が十代の子どもばかり、中には深く心に傷を持つ子もいて、それまでを全く違う文化、風習の中で暮らしてきたのですから、当然のことながら年が近いからといって簡単に分かり合えるものでもない。そんな中で彼らが少しずつ歩み寄ったり、世界を知ったり、ときにはぶつかり合いながら心を通わせていく過程がとても心に染み渡ります。
様々な争点を抱いた壮大で重厚なストーリーですが、安定した文体と世界観がそれらを支えていて、地に足の着いたどっしり感を感じさせてくれます。

とても長いお話で、まだ未完結の作品でもあります。
けれど、いつまでも先を楽しみに待ちたいお話だとも思いました。

(掲載サイト:Script1 TERU様) 長編 完結

A級ライセンスを持つ優秀な民間パイロット、ケイン。
彼はある日、酒場で出会った女性に騙され、無理やり結婚させられてしまい――。
女海賊ラニーと、夫となってしまったケインのスペースオペラ冒険譚。

ラニーことランルドルネが非常に可愛らしかったです。
彼女はケインよりも背が高く、高い戦闘能力を持っていて、どちらかというとがさつで野生的な女性なんですけど、ケインの前だとちゃんと「女の人」になる。自分にとても正直な人です。
対するケイン、彼は最初こそラニーの詐欺に騙される形で海賊生活に引っ張り込まれてしまいますが、能ある鷹は爪を隠すというか…天才的な実力を持つパイロットで、海賊にはなっても自分の中の信念だけは確固として守る。
いいコンビだなぁと思いましたね。
情緒的な恋愛エピソードはあまりありませんが、その分スペースオペラとしての側面ははっきりと描写されていて、面白かったです。

(掲載サイト:OUTFLOW 蔵本阿久里様) 長編 連載中

殺し屋を生業とし裏の世界に生きる男ウォレンと、恋人の束縛から逃れられず、別れ話を模索する女エリザベス。
ワシントンDCを舞台として描かれたクライムアクションストーリー。

主人公は殺し屋、クライムアクションというだけあって、作中では銃撃戦が繰り広げられたりマフィアが登場したりと血なまぐさく凄惨な事件も多く起こります。が、裏腹に、エリザベスが身を置く表の世界ともいうべき穏やかで平和な日常が垣間見れる描写も差し挟まれていて、そうした部分の明暗も印象的な作品です。
エリザベスも芯の強い女性で、過去に捕らわれずに前向きに生きようとする姿勢には好感を抱きました。
土壇場でパニックに陥らず、何とか理性を引き止めておける。かといって動揺しないわけでも、簡単に振り払うこともできない、そうした「普通」の部分もちゃんとある。
恋愛的なエピソードも含みますので、今後はウォレンとエリザベスの関係も更なる進展が見られるのかなぁと楽しみにしています。ウォレンの空白の過去、NY時代も気になるところで――何があったのか、とか。

アクションシーンにも拘っているのでしょうか。
無敵のヒーローは登場しません。あっさりと流すわけではなく、じっくりと描かれる銃撃戦などの描写が作品に重みを与えているのかな、と思います。
アメリカのクライムドラマのような雰囲気も感じられる作品で、今後の展開が待ち遠しい作品です。

(掲載サイト:白夜城 かいとーこ様) 長編 連載中

邪眼の魔女の異称を持ち、数百年を生きる悪名高き魔女、ヴェノム。
彼女と、彼女の弟子たち、そして彼らを囲む個性豊かな面々のお話。

とにかくキャラクターがいいです!
個性豊かという言葉の域を超えているというか、まず何よりもひとりひとりのキャラが際立って魅力的です。
その筆頭がやはりお師匠様であるヴェノムなのですが、鉄面皮といわれるほどの無表情で無口な彼女が、意外と家庭的に弟子を可愛がる姿ですとか、いいなぁと思いますね。ちゃんとお母さんです。
根っこの展開がいくらシリアスでも、笑いを忘れないところもいいです。
キャラクター同士の掛け合いとか口喧嘩とか、とにかくテンポがよくて小ネタが利いていて、読んでいて非常に楽しい作品だと思います。

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