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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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このたびは、「お薦めWEB小説紹介処」へと足を運んでくださり、ありがとうございます。

当ブログは、管理人cocoが独断と主観で読んで面白い!と思ったWEB小説をご紹介させていただく場です。
半ばcocoの私的なブックマーク代わりでもあったりしますが、レビューもどきのご紹介文なども一緒に載せてありますので、もしよろしければ何かのご参考にでもしていただければ幸いです。

◆作者さま方へ
リンクフリーとのお言葉に甘え、ご連絡なしにご紹介させていただいています。
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なお、その旨すでに記載済みのサイトさまについてはご紹介は控えさせていただいています。
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(掲載サイト:茉莉花ドラッグ 茉莉恵様) 中編 完結 作品R15、サイトR18

平凡男子の佐川は、ずっと片思いをしていた同期の女性と結婚することに。
彼女が自分の手を取ってくれたことを喜びながらも、年下男と破局したばかりだった彼女は本当に自分の妻となって幸せなんだろうかと不安は消えない。その上、彼女の過去までが夫婦の周りに付きまとって――。

平凡だけれど愛妻家、な三十路の男性が主人公の恋愛物語。
女の子たちのフォローは上手だけれど、常に恋愛対象外に置かれっぱなしだった佐川の、穏やかで優しい、深い愛情が感じられる作品でした。

佐川はいわゆる草食系男子というやつでしょうか。争いごとか嫌いで、聞き上手で、勤め先のコールセンターでは女の子たちから頼られる「いい人」だけれど、積極的に女性へアプローチするようなタイプじゃない。本人もそれをよく知っている。
対して奥さんとなる彼女は、華やかな恋愛遍歴の噂を持ち、年を経るごとに大人の女性の魅力を身につけてきたような女性。三十歳を迎えて、大人としての虚勢を張り意地を張ることに、少しだけ疲れてしまった人です。
そんな二人が夫婦となり、様々に舞い込む苦難を乗り越えながら、片思いの終着を探すようにして絆を深めていく、優しいお話だと思いました。情熱的でドラマチックな恋ではないし、強引な彼に振り回される恋でもないけれど、時にはこんな、しみじみと味わい心穏やかになれるようなお話も素敵ですよね。

脇を固めるキャラクターも魅力的でした。
佐川の仕事上の片腕となる「おばちゃん」はとっても頼りがいのある方ですし、ある意味で作中最も重要な役どころになる沖田もまた、なくてはならない存在。
読後感も爽やかで、読んでよかったなぁとゆったり浸れるお話でした。
程よい長さの全八話、完結済み。年齢制限のあるサイト様なので、ご訪問の際はご注意ください。
(掲載サイト:Il Continente Antico 志度勇魚様) 長編 完結

階段のどこに位置するかで人の価値は決まるという。
不可視の階段によって厳格な階級制度が敷かれた王国で、修道院育ちのミカエラは「階段で待つ」と言い残した生き別れの叔父を探すため、下克上を掲げて階段へと挑むのだが――。

ContraCosmos」や「大陸篇」と同じサイト様の作品です。

合言葉は「下克上でゴー」(笑)
勝気で努力家、けれど世間知らずで自覚のないお人よしな主人公ミカエラが、陰謀渦巻く宮廷で様々な罠に翻弄されながら自らの出自を探すお話、です。
ミカエラは主人公の主要なタイプである「健気な少女」とはちょっと違います。けれどその分、自分の手と足で壁を乗り越えよう奮起する心には溢れているのかな、と思いました。

他人の裏をかいて利を得るのが当然の世界で、ミカエラは当たり前のことで当たり前のように怒るし、傷つくし、間違ってると思えば決して妥協したりしない。作中で彼女は自分のことを「怒りんぼ」と称しますが、そういう怒りが、時々事態を悪化させることもあるけれど、彼女自身の行動の原動力になるし、もっと直接的な力にもなるんだと思います。
そんなミカエラと対比させるように、彼女の師となる修道院の教師アントンは、喜怒哀楽が非常に掴みづらい、どこか霞がかったように曖昧なキャラクターとして描かれていて、実は途中までそれがどうにも消化不良というか物足りない気分だったりしたのですが……。彼の告白を読んで、すとんと納得できた気がします。

階段の制度というのも、面白かったですね。
この階段には常に罠が付きまとっている。一度足を踏み入れれば決して逃げ出せない、底なし沼のような罠です。この罠こそが、この作品の暗部とも言うべきファクターでしょうか。

宮廷の陰謀を中心に進むお話ですが、あまりどろどろとした書かれ方はされていないので、結構読みやすかったです。
カテゴリを変更しました。

・新規カテゴリ「閉鎖・リンク切れ」を追加。
閉鎖・リンク切れを確認済みの作品記事は以後、こちらに収納していきます。

・「時代・歴史」を「時代・和風」に変更。
それに伴い、記事を一件カテゴリ移動してあります。
(掲載サイト:あいもの あいきょー様) 長編 完結

平安時代。
右大臣家の姫として生まれた椿は、じきに入内することが決まっていた。
貴族の姫君としては最も栄誉ある婚儀。だが、椿には密かに想う相手がいて――。

平安時代を舞台にした、姫君と家令の密やかな身分違いの恋のお話です。
もう、とにかく切ない!
椿と家令の隆文は椿が幼い頃から兄妹のようにして親しんできた仲なのですが、椿の成長と共に次第にその関係も変わってきて、二人はやがて互いに心を寄せ合うようになる。
けれど、身分差という大きな壁に隔てられた上に、椿は入内することに決まってしまう。
一生懸命に恋をしている椿の姿も、隆文が冷静な貌の内側で必死に激情を抑え込んでいる様子も、ドキドキしながら読んでいました!
作中で、登場人物たちの気持ちを台詞と共に語る文の数々も見どころです。

平安貴族の華やかな世界観や純愛がお好きな方は是非!
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