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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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(掲載サイト:Il Continente Antico 志度勇魚様) 長編 シリーズ

文官オッシア・アルアニスと、彼を取り巻く人々の物語。

あらすじの一文はサイト様より引用させていただきました。
この作品はこれ以外のあらすじが思い浮かばなかった!

オッシア・アルアニスという一人の人物を中心として、彼に関わる人々と共に大陸の歴史の一端を描いた作品です。
群像劇に近いお話かもしれません。
始まりも終わりもない作品群によって形成されたシリーズなので、お話がどのようにして幕を開け、閉幕がどのように訪れたのかというのは説明しがたい。ただ、オッシアという人がどのような青年期を過ごし、どのようにして歴史関わりやがては死んでいったのか、その人生そのものをテーマとしているのだと思います。

かつてご紹介させていただいた「ContraCosmos」という作品と同じサイト様のお話なのですが、こちらのサイト様の作品はどれも、読むたびにどこか舞台でも観たかのような心地を覚えます。
受ける印象が、古典劇と少し似ているんですよね。あくまでも私にとっては、ですが。
そういうサイト様って他に知らないので、そういう意味でもとても面白いなあと思わされます。
 

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(掲載サイト:Nothing 多岐川暁様) 長編 完結

ハッキングが趣味の高校生・うさぎは、ある企業から盗んだデータが元でその身を狙われ、ネットでもリアルでも男たちから逃げ回る羽目に。
彼らは果たして敵なのか味方なのか。そして、うさぎは無事に逃げ切ることはできるのか――。

ハッカーものの作品です。が、サイバーメインなだけではなく、途中からはがっつりと恋愛も絡んだお話です。

一見どこにでもいるような大人しい女子高生が、実は凄腕の高校生ハッカー。そんな基本の設定そのものに、まずぐっと惹きつけられました。
タイトルからして面白いですよね。そのままズバリ、うさぎが逃げ回るお話なのですが、お話を読み進めるうちにタイトルには二重の意味があることもわかってくる。
うさぎは実に、十年近くもの長い間を逃げ回ることとなります。高校生だった彼女が大学生になり、社会人になり――年齢を重ねるごとに少しずつ大人になって、否応なく変化していくうさぎという少女自身が、しっかりとお話の核をなしていて、いいなぁと思いました。
登場人物の人格形成にも、作者様の丁寧な手が入ってしっかりと設定づけられているところが、個人的には魅力だったりもします。

作品中でうさぎは長い長い片思いをすることとなります。
その恋も、とても辛くて難儀な片思いなんですよね。最終的にはちゃんとハッピーエンドなのですが、その長い片思いの末に「実は!」という形で判明する事実というか種明かしには、読んでいる私自身も「……は?」って感じに唖然とさせられて、登場人物に非常に共感させてもらいました。
しっぺ返しって、大変ですよね(笑)

とっても面白かったです。
後半の意味不明感想は、読んでいただければ理解できるはず!

(掲載サイト:小説家になろう 六月ケイ様) 長編 完結 ※削除され現在は読めません

妹のために大量のマドレーヌを焼き上げ自宅のソファで力尽きたはずが、目覚めた先は見知らぬ世界の――王子様の寝室だった。
不眠症に悩む王子様からは抱き枕として所望され、周囲からは不審者&痴女扱い。果たしてこれは夢なのか現実なのか、無事に家族の元へ帰ることはできるのだろうか。
家族愛に生きる少女の、内心ダダ漏れ奮闘記。

なろうの作品って何となく敬遠しがちだったんですが、食わず嫌いってよろしくないですよね!
コメディとシリアスのバランスがちょうどよくて、長いお話なのに起承転結もしっかり定まった読んでいて心地よいお話でした。

主人公・茉莉は大家族の長女で、忙しい両親に代わって一家の主婦をしている十九歳の女の子。お菓子作りがとっても得意で彼女自身も甘いスイーツを愛してやまないのですが、迷い込んだ異世界にはなんと「甘くて手の込んだお菓子」というものがほとんどない。
食べ物の描写がこれでもか!っていうほど詰め込まれ、おいしそうなお菓子のオンパレードと化していく作中の流れもすごく面白かったです!
食事への愛を感じさせる作品はどれもそうですが、こちらもまた夜中に読むときは覚悟が必要です。……やや、夜中でなくても、か!

こちらの作品は、キャラクター造形もとても魅力的にされていて、作品を彩る登場人物の彩も大きな楽しみのひとつになっています。
何より、茉莉がすごく好き。下手にイイコイイコしすぎてなくて、かといって擦れているわけでもなく。彼女のあの性格があったからこそ、このお話は始まったのだし、ここまで素敵なお話になったんだろうなぁと思いました。
 

(掲載サイト:0℃の夢 スイ様) 中編 シリーズ 連載中

雪女王の支配する国で、異国の若き将軍と幼い奴隷の少女は、俘虜とその監視役として出会った。
言葉の通じぬ二人は、鉄格子越しに少しずつ少しずつ心を触れ合わせていく。
その末に待つものは――。

短編連作形式の中編小説です。

季節の巡りが、肌で感じるように読み取れる作品でした。
はじまりは凍てつく雪の国エディルフォーレ。そこで二人を包むのは、ただただ冷たく閉鎖された世界で唯一の温もりです。
少女は名を持たず、銅貨一枚で買われた主人に命じられるまま、定められた時間に俘虜を起こし定められた食事を与えていく。二人は、たった一つの言葉さえも理解し合うことはできません。
けれど、言葉なんてなくても互いの心に触れることはできるんですよ!

二話目からは、後日譚という形でお話は進んでいきます。閉ざされた冬の国から、まるで四季が巡っていくかのように。
少女もまた成長していきます。幼く無知で純粋で、幸福というものを知らなかった少女は、四季が巡るごとに一つ一つさまざまなことを知っていく。
ブランカがもうほんっとに可愛い!
こんな子に、言葉も拙く裾をぎゅっと握って見上げられでもしたら、もう目に入れても痛くないほど可愛がっちゃいそう!

幼い少女の心が花開いていくさまが描かれた、四季の物語。
読んでいて泣けてくるくらいに優しく、愛おしい、素敵なお話でした。
 

ご来訪いただきまして、ありがとうございます。

本日、カテゴリ表記をちょっと変更させていただきました。
まあ、見やすさ使いさすさにさほど影響はないかなと思います。

最近は本気でスローペースな更新になってましたが、今後も気の向くままに趣味の一環として運営していきたいと思います。
読み待ちのサイト様もいっぱい溜まってるので、少しずつでも消化していきたいですね。一日が二倍の時間あれば!と常々思います…orz
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