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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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本日、以下の修正をさせていただきました。

現代カテゴリー「KUNATO~二重殺の系譜~」
掲載サイト:楽園都市計画→絡繰式文庫(サイト名改名)

また、今後はレビューの際に管理人様のお名前も記載させていただきます。
過去のレビューについても修正済みです。
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(掲載サイト:ことの葉館 流崎 詠様) 第一部完結

貧しさゆえにアテネイに奴隷として売られてきた少年ルシアス。
彼を買い取った主人は、「正義の人」アリステイデスの甥であり才色兼備の青年ファンダレオンだった。
奴隷に対する温情家として知られるファンダレオンだが、ルシアスに何かと目をかけてくれる彼の言動を見るに、単なる温情とは違うようで――。
神託と運命の絡み合う、古代ギリシア譚。

私にとって古代ギリシアなんて、それこそ遠い遠い神話のような世界です。
それでも現実に存在した国であり歴史で、今では馴染んだ洋風の異世界FTとは違って、異国情緒の溢れる世界観自体に何だか感動を覚えました。
途中途中に挟まれる説明描写が楽しく読める歴史書のようでもあって、そういう部分で勉強になるなぁとも思いましたね。

ルシアスはとても強い少年です。
母子家庭に育ち、やむなく奴隷として二束三文で売られ、優しい主人の下でしかし奴隷の過酷な現実を知ることになる。ネタバレになるので述べませんが、様々な出来事が彼を襲い、その人生はまるで嵐のよう。
それでも、彼は戦うことを選びます。
ファンダレオンとルシアスの、主人と奴隷という枠から盛大にはみ出したあの関係が好きだなぁと思いました。
ある意味では、第一部はほんのプロローグのようなものなのかもしれません。
本格的な戦いは、まさにこれから、といったところでしょうか。

目次のページなどにも注意書きがありますが、この作品では、当時の慣習として同性愛の描写があります。苦手な方はご注意ください。
(掲載サイト:アオツメクサ 常葉あい様) 中編 完結 ※閉鎖されました

音大でヴァイオリンを専攻する美音が目指すのは、確かな技術による完璧な演奏。
だが、彼女の周りの人たちはそれではだめだと、演奏に心が感じられないと言う。
変人だと噂されながらも一人で練習し続けていた美音がある日出会ったのは、天才と名高いピアニストの青年・拓人だった――。

私はクラシックには疎いのですが、聴くこと自体は好きです。
ピアノの豊かな音色や、ヴァイオリンの女性的な響き。美音と拓斗の奏でる『音』が頭の中で聞こえてくるような、そんな作品だと思いました。
意地っ張りな18歳の少女のコンプレックスや不安、焦燥、戸惑い――音楽という括りを外してみても、共感できる人は多いんじゃないでしょうか。
私のように音楽の知識に乏しい人でも、恋愛小説として楽しめる作品です。
作中に出てくる曲を実際に聴きながら読んでみてもいいかもしれませんね。

余談ですが、美音がずっと練習していた『愛の挨拶』、cocoが一番好きなクラシックの曲でもあります(笑)
(掲載サイト:プランサスロンス 咲良様) 中編 完結

貴族の少年ガリカは、幼き頃薔薇の庭でその少女と出会った。
静かに育まれた、優しく切ない恋の話。

貴族の少年と年上のメイドの純愛物です。
二人の交わす会話が、淡々と静謐な雰囲気の中でどこか胸に迫るようなものを含んでいて、読んでいてとても切なかったです。
ドラマチックでハラハラドキドキな展開の甘い恋愛小説もいいですが、こうしたひっそりとした純愛もロマンチックでいいですね…!
全7話と長いお話ではありませんし、切ないお話をお求めでしたらお薦めです。
Re
先日、コメントを一つ頂きました。
どのような形でお返事するか悩みましたが、以後はInformationカテゴリーにて各種お知らせやコメントレスを行っていこうと思います。
このところ中々WEB小説を読む機会がなく、ご紹介も滞っているのですが、また素敵な作品を見つけた場合には張り切ってご紹介させて頂きたく思っています。
今後とも当ブログをどうぞよろしくお願い致します。

以下、頂いたコメントへのレスです。
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