Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.
―――Mark Twain
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(掲載サイト:御伽草紙 吉田和代様) 長編 完結
新米刑事の三枝がコンビを組む相手は、検挙率は抜群なれど一癖のある性格で周囲を振り回してくれる先輩刑事・芦屋。
サイレントキラーと呼ばれる連続殺人犯が世間を賑わす中、二人は闇金にまつわる自殺を担当するが――。
普段WEB小説ではあまり読まないタイプの作品だったのですが、シリアスな中にも芦屋の破天荒な行動や三枝の若さゆえの青臭さなど、時にふっと笑えるようなエピソードが挟まれていてとても面白かったです。
三枝と芦屋のコンビがいいですね。芦屋の行動に振り回されたり何とかそれをフォローしようと頑張る三枝には応援したくなりますし、そんな芦屋がたまに先輩らしく三枝を導く時には微笑ましさを感じたり。
推理ものではないけれど、単なる刑事ものでも主人公の成長物語でもない。
あえて挙げるなら「刑事もの」なのかもしれませんが、それら全ての要素が絡み合った上に、最後に訪れるどんでん返しがさらに作品に深みを与えているように思います。
そのどんでん返しの的であるとある人物の心理に共感できるか否かはともかく、それに至るまでの経過には如実に現代の社会というものが表れているというか――ひどく、難しい問題だなぁとも感じます。
こちらのサイトさまには、この他にも現代コメディやSF、ミステリーからFTに至るまで様々な作品が掲載されています。
ジャンルに囚われない才能というものも、すごいなぁと思いますね。
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