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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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(掲載サイト:STUDIO DRAGON-web ふじみひろ様) 長編シリーズ 連載中

士官学校を卒業したばかりの新米仕官、エビネ・カゲキヨ。
出世街道を約束されていたはずの彼が受け取った初の着任地は、なぜか事前に通達されていた場所ではなく、「流刑地」とまで呼ばれる遠く離れた基地だった。
戸惑いながらも向かった<森の精>基地にて、彼は二人のグレムリンと出会うことになる――。

いやー、楽しかったです。
この作品は数年前に一度読んだことのあるものだったのですが、改めて読み返してみてもやっぱり面白いですね。
何と言っても一番の魅力はグレムリンたち!
「グレムリン」とは、機械に悪戯をする妖精のこと。この作品では、そんなグレムリンが二匹、主人公であるエビネくんを巻き込んでひっちゃかめっちゃかな大活躍をしてくれます。
ヴァルトラントとミルフィーの大人顔負けの頭脳や行動力には爽快さを覚えますし、何よりそんな中で折々に見える年相応の子どもらしさがとっても可愛らしい。
その二人を取り巻く大人たちもまたいい味を出してます。
普段はグレムリンたちに振り回されているようでいて、肝心のところではしっかりと大人としての余裕や懐の深さを併せ持っているあの大人たちに愛されているからこそ、子ども二人がのびのびと暮らせているのだなぁと思いました。
とはいえ、末恐ろしい子どもではあるのですが(笑)

ジャンルとしてはSFにカテゴライズされるのですが、どこかSFらしくないファンタジックな雰囲気にも包まれていて、小難しい専門用語が並ぶSFはちょっと苦手、という方にもおすすめの作品です。

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