Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.
―――Mark Twain
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(掲載サイト:kanan Deco(古宮 由貴)様) 長編 完結
その平原の西と東には、猫と人間がそれぞれの歴史を紡ぎながら暮らしていた。
長い歴史の中で互いに干渉することのなかった両者だが…。
緻密で壮大な世界観の元に織り上げられた、素晴らしいSF長編ファンタジーです。
狩猟民族として自然と共に生きる猫族たち、主人公はその猫族の一人である剣という青年なのですが、この物語は彼や彼を取り巻く猫と人間たちの戦いの物語であり、成長の物語でもあるのだと思います。
登場する人々一人ひとりに様々な過去があり、願いがあり、悲しみがあり、そして思惑がある。そういった一つ一つが交差しあって一つの歴史となり、未来へと続いていく。
私たちが生きる現実の世界も、そうだと思います。
誰か一人が中心となって回っているのではなく、誰もが自分だけの人生を生きながら、それらすべてをひっくるめて一つの歴史なのだと。
この作品は全三章構成で成っていて、原稿用紙にして千枚弱という長い物語なのですが、それを感じさせないくらいに面白く、気がついた時にはこの世界にのめりこんしまっていました。
読後の余韻もまた、素晴らしかったです。
既に完結しており、DL版も用意されています。
その平原の西と東には、猫と人間がそれぞれの歴史を紡ぎながら暮らしていた。
長い歴史の中で互いに干渉することのなかった両者だが…。
緻密で壮大な世界観の元に織り上げられた、素晴らしいSF長編ファンタジーです。
狩猟民族として自然と共に生きる猫族たち、主人公はその猫族の一人である剣という青年なのですが、この物語は彼や彼を取り巻く猫と人間たちの戦いの物語であり、成長の物語でもあるのだと思います。
登場する人々一人ひとりに様々な過去があり、願いがあり、悲しみがあり、そして思惑がある。そういった一つ一つが交差しあって一つの歴史となり、未来へと続いていく。
私たちが生きる現実の世界も、そうだと思います。
誰か一人が中心となって回っているのではなく、誰もが自分だけの人生を生きながら、それらすべてをひっくるめて一つの歴史なのだと。
この作品は全三章構成で成っていて、原稿用紙にして千枚弱という長い物語なのですが、それを感じさせないくらいに面白く、気がついた時にはこの世界にのめりこんしまっていました。
読後の余韻もまた、素晴らしかったです。
既に完結しており、DL版も用意されています。
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(掲載サイト:therehere 河上 朔様) 長編 完結
27歳の社会人である主人公・こかげの妹は、異世界への常習旅行者。
帰ってきた妹から話を聞くだけだったはずのこかげだが、ある時夢で妹の姿を見る。
病で苦しむ彼女を救う為に飛び込んだ異世界で、救国の少女の姉であるこかげへと向けられる視線は何故か厳しいものばかりで――。
異世界トリップもの、です。
このジャンル、主人公は十代の少年少女が多いように思うのですが、この作品の主人公は二十代後半の女性。社会でバリバリ働くキャリアウーマンです。
ゆえに成長物としての面はあまりないのですが、それでも勝手の分からない異世界で奮闘する主人公の姿や、妹への掛け替えのない大きな愛情には心を打たれました。
大人だからこそ十代の頃のようには突っ走れないと自覚するこかげの、彼女だからこその選択の数々。
ものすごく新鮮で、けれどcoco自身が彼女と同じニ十代であるからか、しっくりと馴染むような感情もあったりして面白かったです。
また、この作品は書籍化もされているようです。
27歳の社会人である主人公・こかげの妹は、異世界への常習旅行者。
帰ってきた妹から話を聞くだけだったはずのこかげだが、ある時夢で妹の姿を見る。
病で苦しむ彼女を救う為に飛び込んだ異世界で、救国の少女の姉であるこかげへと向けられる視線は何故か厳しいものばかりで――。
異世界トリップもの、です。
このジャンル、主人公は十代の少年少女が多いように思うのですが、この作品の主人公は二十代後半の女性。社会でバリバリ働くキャリアウーマンです。
ゆえに成長物としての面はあまりないのですが、それでも勝手の分からない異世界で奮闘する主人公の姿や、妹への掛け替えのない大きな愛情には心を打たれました。
大人だからこそ十代の頃のようには突っ走れないと自覚するこかげの、彼女だからこその選択の数々。
ものすごく新鮮で、けれどcoco自身が彼女と同じニ十代であるからか、しっくりと馴染むような感情もあったりして面白かったです。
また、この作品は書籍化もされているようです。
(掲載サイト:Il Continente Antico 志度勇魚様) 長編 完結
昼は薬物屋、夜は毒物師として聖都・コルタ・ヌーヴォに居を構えるミノス。
彼女を取り巻く様々な人々の日常は、やがてミノスの過去と国を巻き込む嵐となっていく。
導入部分は、主人公であるちょっと変わった女性ミノスや、彼女の店の常連客たち(神学生だったりヒモだったりと、彼らがまた個性豊かで楽しいキャラクターなのです)の日常のドタバタを積み重ねるように進んでいくのですが、それらが次第に大きな波となってミノスたちに押し寄せていくまでの流れがゆったりしていたり濁流だったりと、ものすごく読んでいてドキドキハラハラしました。
このサイトさまはページの構成が独特で、それが更に作品の雰囲気を盛り立たせているように思います。まるでオペラなどの舞台でも観ているような気分になりました。
最初にこのサイトさまに出会ったのはもう何年も前のことになるのですが、他ではお目にかかったことのない凝り方で、今でもあの衝撃は鮮やかです。
インターネットという媒体ならでは、WEB小説ってこういう「読ませ方」もあるんだなぁと、びっくりというか、ある意味ショックだったりしました。勿論、良い意味で、です。
昼は薬物屋、夜は毒物師として聖都・コルタ・ヌーヴォに居を構えるミノス。
彼女を取り巻く様々な人々の日常は、やがてミノスの過去と国を巻き込む嵐となっていく。
導入部分は、主人公であるちょっと変わった女性ミノスや、彼女の店の常連客たち(神学生だったりヒモだったりと、彼らがまた個性豊かで楽しいキャラクターなのです)の日常のドタバタを積み重ねるように進んでいくのですが、それらが次第に大きな波となってミノスたちに押し寄せていくまでの流れがゆったりしていたり濁流だったりと、ものすごく読んでいてドキドキハラハラしました。
このサイトさまはページの構成が独特で、それが更に作品の雰囲気を盛り立たせているように思います。まるでオペラなどの舞台でも観ているような気分になりました。
最初にこのサイトさまに出会ったのはもう何年も前のことになるのですが、他ではお目にかかったことのない凝り方で、今でもあの衝撃は鮮やかです。
インターネットという媒体ならでは、WEB小説ってこういう「読ませ方」もあるんだなぁと、びっくりというか、ある意味ショックだったりしました。勿論、良い意味で、です。
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