Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.
―――Mark Twain
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(掲載サイト:籬の花 絵里衣様) 長編 完結
江戸は吉原一の遊女・なよ竹は、その美貌や意気と共に、誰にも帯を解かぬことで知られている。これと見込んだ男でなくば肌は許さぬ、その気風のよさが逆に評判を生み、いまや押しも押されぬ人気だ。
そんなある日、京から商屋の若旦那が訪れる。彼の従者・龍次の傍若無人な物言いに初めは反発していたなよ竹だが――。
江戸時代の吉原を舞台とした恋愛小説です。
何はともあれ、なよ竹がいい! 江戸の女らしい気風のよさに、高級遊女としての矜持の高さ、けれど龍次の前では16歳の少女らしい顔を覗かせる。
作品中で何度も素晴らしい啖呵を聞かせてくれるのですが、かっこいい女の子だなぁと思いました。
加えて、これは若干ネタばれになってしまうかなぁと心配しつつなのですが、二度三度と面白いミスリードや謎が秘められた作品でもあります。単になよ竹と龍次が両思いになって終わり、ではない。
吉原遊郭という特殊な世界を扱っているので、ある程度の専門用語は出てくるのですが、噛み砕いた表現や読者を理解へ導く流れが作られていたりもしますので、難解な印象はありません。
ちなみに作品のベースは「竹取物語」、なよ竹のモデルは高尾太夫なのだそうです。
この両者が混ぜ合わさると、こういうキャラクターが作られるんだなぁと思うと面白いですね。
この作品に年齢制限は掛けられていませんが、サイト内の他作品には一部R15相当の描写が含まれます。閲覧の際はその点ご留意ください。
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