忍者ブログ
Admin / Write / Res
 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
[58]  [55]  [52]  [57]  [48]  [51]  [47]  [54]  [46]  [45]  [53
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

(掲載サイト:朝霧と露風の国 朝霧露風様) 長編 完結

顔も知らない祖父が亡くなって、リディアはライムパークという大きな屋敷を相続することになった。
単なる元メイドには到底不似合いなその屋敷、赴いてみれば、そこには貴族然とした精霊がいて――。

20世紀初頭の英国が舞台ということで、時代的には以前ご紹介した「ジョン・エリオットの日誌」と同じ頃ですね。
あちらは男性執事が主人公でしたが、こちらの作品は元メイドの女の子が主人公。ですが、お屋敷を相続したことで主人の不興を買って解雇されてしまうので、使用人生活はあんまり出てきません。その代わり、紳士的でお堅い精霊との交流や、環境の激変に四苦八苦しながらもめげない頑張り屋なヒロインの悪戦苦闘(主に屋敷の修繕など)の日々がつづられます。

ヴィクトリア朝からエドワード朝に変わり、新たな風とともに時代が移り変わっていこうとしている、そのさなか。
リディアもそんな時代を生きる職業婦人らしく、自立したリアリスト――まだ若いことを考えると、そんな女性を目指して懸命に前を見据える女の子、といった印象です。
ストーリー展開としては、精霊であるミスター・ナイトレィの謎を追う形にもなっていて、最後はちゃんとラブストーリーとしての締めもしっかりある。
ある意味ではシンデレラ…というか、サクセスストーリーとも言えるでしょうか。

ガッシーの三流役者のようなあたふたとした立ち回りに妙に笑いを誘われました。というか、ガッシーって何だかペットの名前みたいだと思ったの私だけでしょうか。ほら、ラッシーみたいな。

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
最新CM
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Copyright ©   お薦めWEB小説紹介処 All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]