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 Good friends , good books and a sleepy conscience: this is the ideal life.   ―――Mark Twain
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(掲載サイト:OUTFLOW 蔵本阿久里様) 長編 連載中

殺し屋を生業とし裏の世界に生きる男ウォレンと、恋人の束縛から逃れられず、別れ話を模索する女エリザベス。
ワシントンDCを舞台として描かれたクライムアクションストーリー。

主人公は殺し屋、クライムアクションというだけあって、作中では銃撃戦が繰り広げられたりマフィアが登場したりと血なまぐさく凄惨な事件も多く起こります。が、裏腹に、エリザベスが身を置く表の世界ともいうべき穏やかで平和な日常が垣間見れる描写も差し挟まれていて、そうした部分の明暗も印象的な作品です。
エリザベスも芯の強い女性で、過去に捕らわれずに前向きに生きようとする姿勢には好感を抱きました。
土壇場でパニックに陥らず、何とか理性を引き止めておける。かといって動揺しないわけでも、簡単に振り払うこともできない、そうした「普通」の部分もちゃんとある。
恋愛的なエピソードも含みますので、今後はウォレンとエリザベスの関係も更なる進展が見られるのかなぁと楽しみにしています。ウォレンの空白の過去、NY時代も気になるところで――何があったのか、とか。

アクションシーンにも拘っているのでしょうか。
無敵のヒーローは登場しません。あっさりと流すわけではなく、じっくりと描かれる銃撃戦などの描写が作品に重みを与えているのかな、と思います。
アメリカのクライムドラマのような雰囲気も感じられる作品で、今後の展開が待ち遠しい作品です。

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(掲載サイト:*水中花* KONA様) 短編連作 完結

憧れの高校生活に胸を膨らませる鈴。
そんな彼女は、入学式にリーゼントな山田君から告白されて――。

もう、とっても可愛らしいお話です!
お友だち曰く『嫁にしたいタイプ』だという小動物系の鈴が可愛いのはもちろんのこと、リーゼントに三白眼なんて一昔前の不良チックな山田君の意外性とギャップがすごくいい味出してます。
春の入学式から卒業までの三年間を短編連作形式で追っていく作品なのですが、徐々に変化していく二人の関係が非常に初々しくて、楽しかったです。

(掲載サイト:RED KIDNEY SOUP Tara様) 長編 完結

のっぺりとした日本人顔にありがちな髪型、コンプレックスは太めの下半身。
そんなどこにでもいるような平凡な少女・佐藤千夏子の、高校時代から23歳までを追いかける青春ラブストーリー。

安定感のある爽やかな作品だと思いました。
千夏子を初めとした登場するキャラクターたちがとても現実的で、少女漫画などに出てくるような、いわゆる高嶺の花のような夢のある人間ではない。悪く言えば現実臭さともいうべき人間味を持っていて、そこがとても魅力的でした。
例えば、女性キャラクターたちは恋愛に関して、一見醜くも感じられる女の小細工・戦いを繰り広げたりもするのですが、そこが非常にリアルで現実味があり、かといってむやみやたらと読者が反感を抱いてしまうような嫌味な描き方ではない。
話の主軸ともなる千夏子の恋愛についても、とても等身大で、非常に共感しやすい作品だとも思います。
高校時代を思い返しながら、または現在の自分に照らし合わせながら、どきどきしつつも時に「ああ、こういうことある!」なんて頷きながら読んでいました(笑)
読後感としてはすっきりとしていますし、ある意味新鮮味も味わえると思います。

作中に登場する脇キャラクターを主役としたスピンオフ作品も掲載されています。

(掲載サイト:sevendays? なりや様) 中編 完結

「冬季限定で付き合おう」
流されるつもりも、もちろん好きになんてなるつもりもなかった。
冬季限定というタイムリミットの中で否応なく募っていく恋のお話。

主人公の女性、叡子さんはとても真面目でしっかりとした堅実な女性です。
彼女の、有坂によってかき乱される生活への苛立ちだとか、同じようにかき乱される心から生まれる恋への戸惑い、そしてそれをセーブしようと懸命になる姿がとても印象的です。
さりげない描写ながら生活感の感じられるエピソードひとつひとつがリアルでもある。
叡子さんが自分のことを、春になれば溶けてしまう冬季限定のチョコレートに例えたのが面白いな、と思いました。
冬の間と、そして迎えてしまった春、二つの季節にまたがって展開されていくのですが、有坂の真意や二人の結末がどうなるのか、非常にそわそわしながら読み進めていましたね。
叡子さんのような女性、とっても好きなのです。

(掲載サイト:香凛堂さんちの後始末 古邑岡早紀様) R-18 長編 連載中

顔も実力も飛び抜けていいアメリカ帰りの社長代理と、そのぼけぼけ見習い秘書。
大きなプロジェクトに忙殺される中、佐伯に持ち上がる見合い話や御堂の父親の事件を通して右往左往する恋愛模様のお話。

もう何年も昔、まだ私がWEB小説という世界を知ったばかりの頃に出会い、一気に魅了され日参していたサイト様です。閉鎖された時にはとっても残念に思ったものですが、こうして再び出会うことができて感激しています。そりゃもう、見つけた瞬間叫んだほどに。
最も記憶に残っているのは、こちらの新サイト内でも再掲載されている「WISH」という作品なのですが(ヒロインの女性が非常にカッコイイのです!むしろヒーロー!!)、ご紹介はあえて現在連載中のこの作品とさせていただきました。「正しい秘書の育て方」という作品の続編に当たります。

芯が強く自立した女性をとっても魅力的に描かれるサイト様なのですが、クールビューティーかつバリバリのキャリアウーマンである「WISH」とは異なり、御堂さんはぱっと見どこにでもいる普通のお嬢さん。ドジばかりでトロい印象を持ちますが、その実かなり精神的にタフで、強い風の中でも倒れない素朴な花、といったところでしょうか。
前作も再掲載されていますが、そちらで表層が描かれていた御堂・佐伯両名の家庭環境や内面などが、さらに深く描かれています。御堂はとある人物とお付き合いをしている最中ですので、三角関係のお話とも言えるでしょうか。
御堂の天然っぷりや妙な鋭さ、佐伯の無自覚なアンバランスさは相変わらずのようで、読んでいてとっても楽しいです。鷹宮については、「良かったね!」という祝福とともにエールを送りたくなるその哀れさがパワーアップしているようで何ですが。
彼らの恋の行く末(まずは自覚からだ!)を非常に楽しみにしております。

18歳未満禁止のサイト様ですので、年齢の満たない方のご訪問はご遠慮ください。

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